医療安全教育の必要性は誰もが認めるところです。しかし、看護基礎教育において、その教育内容は教育機関ごとに差が大きく、卒業後、臨床での具体的な医療安全指導の際にも対応の難しさが生まれているようです。その背景には、標準化された教育内容がないために演習環境を整えにくかったり、指導を行う教員が十分な研修を受けられていないといった状況が考えられます。 今回の特集では、近年の医療安全教育の状況をもとにあらためて課題を認識し、その解決方法を考えます。さらに、臨床と連携して教育を行っている実践例を取り上げ、看護教員の医療安全教育力アップにつなげることをめざします。
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