認知症を診るすべての医師へ ●科学的な認知症診療を実践するための知識がまとまっています。 ●最新の臨床研究や系統的レビューが紹介されているから、納得できる。 ●客観的、具体的に書かれているから、わかりやすい。 【目次】 (本ウェブぺージ内「登録情報」コーナーにある「目次を見る」をクリックすると、よりくわしい情報が見られます) Lesson 1 認知症診断の原理原則 Lesson 2 画像診断の意義と限界 Lesson 3 抗認知症薬 Lesson 4 精神症状への対応 Lesson 5 医療者ができること (「まえがき」より抜粋) 最新の臨床研究や系統的レビュー、すなわち科学的根拠を紹介することに徹しました。病態生理学はもちろん大事な科学的根拠なのですが、臨床研究や疫学研究によって得られた知見も医師にとって同じくらい大切な科学的根拠です。すなわち、ある病気に特徴的とされる症状が実際には何パーセントくらいの頻度で現れるのか、診断基準や検査は何パーセントくらいの確率で的中するのか、薬は何人に一人の割合で効くのかといった具体的な数字です。動物実験や遺伝子実験から得られた知見よりも、ヒトを対象にした研究である臨床研究や疫学研究から得られたこういった数字のほうが実際の臨床現場では役立つことが多いと思います。たとえばアルツハイマー病臨床診断基準の診断能(感度81%、特異度70%)、レビー小体型認知症の人に幻視が現れる確率(70%)、国内治験におけるドーパミントランスポーターシンチグラフィ(ダットシンチ)の診断能(感度70.0%、特異度90.9%)、コリンエステラーゼ阻害薬で著明改善する確率(42人に1人)、65歳以上の認知症の人に抗精神病薬を長期投与したときの死亡率(26-50人に1人)などです。これらの数字は臨床研究や疫学研究から得られた立派な科学的根拠であり、治療法を決断するときや病気の説明 をするときに有用だと思います。
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