(はじめにより)利き酒師で日本酒営業マンの酒本です。調子に乗ってまた書いてしまいました。前作『日本酒営業マンが語る日本酒が「もっと美味しくなる」シンプルな楽しみ方』が思いのほか好評を頂きまして、Amazonのクッキングレシピ部門では1位に輝くなど、私の酔拳が見事に炸裂したデビュー作となりました。「なんで、クッキングレシピ部門に分類されているの?」という疑問は著者としても少なからず抱いたところですが、とにかく1位は1位です。前作では日本酒に対する既成概念を取り払って、難しく考えずに、日本酒をもっとシンプルに楽しみませんか?というスタンスで本当に好き勝手なことを書かせていただきました。その終盤で、流通の仕組みで膨れ上がったプレミアム価格の銘酒を、高いものだからと美味いうまいと飲む人たちを見て、半ば哀れみも込めて「日本人は舌ではなく頭で味わっている」という表現がなされる話を紹介しました。気になったのでちょっと調べてみましたが、実際に味覚と脳の関係性も研究もされており、徐々にメカニズムもわかってきているようです。もちろんその話は私はさっぱりわかりませんが、そんな研究もされているくらいならもしかして、脳で味わう日本酒の楽しみ方こそ、最先端なのでは?と考えてみたところ、日本酒には脳で楽しむための要素が実に満載なことに気づきました。人の好みはそれぞれ千差万別です。100%誰が飲んでもうまい日本酒は存在しませんし、好みの日本酒を100%の確率で選ぶことも不可能です。それだったら、思う存分に「頭で味わって」、飲む前から美味しい楽しみ方を追求するのも、また面白いのではないかと思い筆をとった次第です。私の日本酒に関する知識と経験から考え尽くした「飲む前から美味しい」日本酒の楽しみ方をご提案させていただきます。今回も、酒を片手にゆる~く読んで頂けたら幸いです。
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