爆笑必至。パワーワード満載で描く、超パンクな「農のひとびと」ノンフィクション!! 瀬戶内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。 2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。 道法さんが説く農法はあまりにも独特なので、初めて耳にした者は誰しも半信半疑になる。曰く、芽の伸ばし方、枝の切り方、実を摘むタイミングなどを工夫すれば、肥料を一切使わなくても作物は元気に育つ。そのうち農薬も不要になる。 穀物もくだものも野菜もおいしくつくることができて、収量も増える。つまりこれは地球環境を守るとともに儲かる農業 への道である。...... 道法スタイルは既存の自然栽培や有機栽培とはまったく違う。もちろん肥料や農薬をたっぷり使う昔ながらの農協のやり方とはまるで相容れない。ところが道法さん自身がかつて農協の指導員だったというのだから、はなしは俄然おもしろくなってくる。(「はじめに」より) ❖目次はじめに 登場人物 第1部 農の伝道師、道法正徳さんのはなし シンプルでまったく新しい農法ができるまで 農法を伝えるために、東へ西へえ? 縛るだけでいいの? チャラ男、技術指導員になるすべては、ひとつの疑問から始まったひとを見ないで、ミカンを見る大切なのは石ころじゃったちょっといっぷく1 改めてミカンについて考えるかっこいい先輩、現る「禁断の縛り」との出会いその栽培方法はデマですよあっと驚く植物ホルモン! いままでのせん定はまちがっていましたガリレオになった日そしてついに、本格的な左遷……手抜きして、いいミカンをつくるくだものも野菜も仕組みは同じ道法スタイルの伝道師となる第2部 それぞれの農の挑戦 道法スタイルの実践者たちゲルに住み、リンゴを育てる 林貴士さん父親に隠れて道法スタイルを実践する ヘイさんちょっといっぷく2 肥料はいいやつか、悪いやつか自然栽培を研究する科学者 矢野美紀さん酪農から転身し、無肥料リンゴを模索する 松村暁生さん震災後の福島で、電力およびワインをつくる 山田純さんちょっといっぷく3 自然農法とか有機農業とか 兵庫・丹波に住まう農の達人 橋本慎司さん走り続ける公務員と水俣病のはなし 福田大作さん おわりに DOHO STYLE 応援隊
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