[商品について]―神奈川県教育界の変革の中心に居続けた、その半生を語り尽くす―教師として、神奈川県高等学校教職員組合の一員として、学校教育と向き合ってきた日々。それは権力による教育への介入に抗い、教育者として出会った子供たちを思い、理想の教育を求め続けたかけがえのない時間だった。教育人生の最後に襲った校長解任という理不尽な仕打ちを受けた著者が、自らの信念と共にいまその人生を振り返る。[目次]序にかえて[1]戒名の周辺[2]五十の坂[3]旗の持ち手[4]賃金闘争あれこれ[5]団結こそすべて[6]オルグ百態[7]書記局の近代化[8]日教組加盟[9]百校計画異聞[10]機械警備導入の顛末[11]幻の主任手当交渉[12]あの頃、あの人 =県労連35周年誌へ寄稿[13]財団設立と会館建設[14]三課題闘争のことども ―「事務職(神高教)運動の歴史」に寄せて―[15]「15年人事」の功罪[16]「労住協」始末記[17]管理職群像[18]ラッパの山ちゃん奮戦記[19](続)ラッパの山ちゃん奮戦記[20]百合高20周年[21]死に損ない[22]いじめ考(抄)[23]いつも会う人[24]L.C.のサイン帳(1)=入学まで[25]L.C.のサイン帳(2)=入学以後[26]調理は整理[27]酒・肴・旅[28](続)酒・肴・旅[29]「日の君」論争[30]ちびた石鹸[31]「ことのついで」紀行[32]ソリティア三箇月の患い[33]クラス会裏表[34]囲碁三昧[35]瀬谷高校の四季[36](続)瀬谷高校の四季あとがき再版へのあとがき著者略歴[担当からのコメント]ときには闘争も辞さない姿勢で理想の教育のあり方を求めた時代、その記憶が語られる本書を読んでいると、今がどのような時代なのかが見えてくる様に思います。教育の崩壊が叫ばれる昨今ですが、真の教育に必要なものは何かということについて、本書をきっかけに考える機会を持っていただければ嬉しく思います。[著者略歴]岩佐 晴夫(いわさ・はるお)1937(昭和12)年 11月 横浜市に生まれる1960(昭和35)年 3月 東京教育大学文学部言語学科卒業 4月 神奈川県立高校教諭1972(昭和47)年 4月 神奈川県高等学校教職員組合 執行委員1974(昭和49)年 4月 同上 書記次長1976(昭和51)年 4月 同上 書記長1982(昭和57)年 4月 同上 執行委員長(→1988年3月退任)1990(平成2)年 4月 神奈川県立教育センター1992(平成4)年 4月 神奈川県立高校校長1998(平成10)年 3月 定年退職直前に「戒告」と「校長解任」の二重処分1998(平成10)年 3月 定年退職著 書 『みんな、同じ』 1998年3月刊(かなしん出版) 『続 みんな、同じ』1999年9月刊(かなしん出版)
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