ダウンロード 強誘電体入門 :基礎理論と相転移の現象論 epub 本

【強誘電体研究の第一人者による入門書】 基礎研究に携わる人だけでなく、応用に興味をもつ研究者もおさえておくべき基礎理論を丁寧に説明。 難解な理論解析には踏み込まず、ランダウの現象論に基づいて解説を進めていくので、鍵となる相転移現象の本質が巨視的に理解できる。 また、強誘電体と関わりの深い圧電現象、強弾性論についても同じ枠組みで説明することで、包括的な理解が可能となる。 【目次】第1章 強誘電体概論 1.1強誘電体の特徴 1.1.1強誘電体の定義 1.1.2強誘電体の対称性 1.1.3強誘電体と結晶構造相転移 1.1.4強誘電体における相転移機構 1.1.5強誘電体の物性 Comment1ローレンツの局所電場 1.2強誘電体の相転移理論 1.2.1統計理論(簡単な例) 1.2.2局所電場理論 1.3ランダウ理論(強誘電性相転移の現象論) 1.3.1ランダウ理論の考え方 1.3.2本書におけるランダウ型自由エネルギーの表現法 Coffee Break 第2章 強誘電体の現象論 2.1強誘電体の2次相転移のモデル 2.1.1自由エネルギー 2.1.2自発分極,歪みの温度依存性 2.1.3自由エネルギーの温度依存性 2.1.4静的応答関数 2.1.5エントロピーと比熱 2.1.6バイアス電場効果 2.1.7履歴曲線 2.1.8圧力効果 2.1.9非線形電気感受率 Comment2 2次相転移と自由エネルギー Comment3エネルギー伝達率 2.2強誘電体の1次相転移のモデル 2.2.1自由エネルギーと平衡状態 2.2.2電気感受率 2.2.3履歴曲線 2.2.4温度・電場相図 2.2.5三重臨界点 2.2.6 1次相転移と等面積則 Comment4 1次相転移と自由エネルギー Comment5 2相共存と安定限界 2.3反強誘電体の相転移のモデル 2.3.1反強誘電体とは 2.3.2自由エネルギーと平衡状態 2.3.3電気感受率 2.3.4温度・電場相図 2.3.5履歴曲線 2.4強弾性体の相転移のモデル 2.4.1弾性論の基礎 2.4.2超音波の速度 2.4.3弾性的不安定化 2.4.4強弾性相転移 Coffee Break 第3章 ペロヴスカイト型強誘電体の相転移論 3.1自由エネルギーの定式化 3.2.1自由エネルギーの簡略化 3.2.2逐次相転移 3.2.3温度・電場相図 Comment6式(3.32)および式(3.37)について 3.3モルフォトロピック相境界 3.3.1モルフォトロピック相境界とは 3.3.2モルフォトロピック相境界のモデル 3.3.3電気感受率 3.3.4弾性定数 3.3.5電気機械結合係数 3.3.6履歴曲線 3.3.7モルフォトロピック相境界と2相共存領域 Comment7三方晶の点群3 mにおける弾性スティフネス定数 3.4磁性体におけるモルフォトロピック相境界 第4章 ドメインとドメイン・ウォール 4.1強誘電体のドメインとドメイン・ウォール 4.1.1ドメイン 4.1.2 180◦ウォールと90◦ウォール 4.2強弾性体のドメイン・ウォール 4.2.1強弾性体のドメイン・ウォールの方位の理論 4.2.2サプリエル理論の応用例 4.3ドメイン・ウォールのモデル 4.3.1強誘電体の180◦ウォールの連続体モデル 4.3.2強弾性ドメイン・ウォールの連続体モデル 4.3.3強誘電体の180◦ウォールの離散モデル 4.3.4強誘電体薄膜のモデル Comment10式(4.19)および式(4.28)について Comment11ドメイン・ウォールと力学系との対比 第5章 格子振動と強誘電体の相転移 5.1格子振動論の基礎 5.1.1簡単な1次元鎖 5.1.2多イオンの場合 5.2格子振動による誘電分散 5.2.1分散公式I(無損失の場合) 5.2.2分散公式II(損失がある場合) Comment13ソフト・モード Comment14電気感受率¬の周波数依存性 5.3 BaTiO3の格子振動 5.3.1固有振動モード 5.3.2 BaTiO3の相転移の特殊性 Comment15かたい力と柔らかい力 第6章 強誘電体における分極反転 6.1分極反転の基本モデル 6.1.1核生成・成長モデル(KAIモデル) 6.1.2発生核が有限のサイズをもつ場合 6.2多層成長モデル Coffee Break 補遺A 強弾性相転移—「ランダウ条件」の適用例— 補遺B 誘電緩和