本の説明
リアルタイムグラフィックスは,人と同じ時間を生きるコンピュータグラフィックス(CG)です.例えばコントローラの操作に合わせて動くゲームグラフィックスや,ビデオチャットで背景や顔の表情に合わせて変化するグラフィックス加工技術など,コンピュータと人間のインタラクション(相互作用)をつくる様々な場面で活用されています.本書はそういった技術を初歩から学ぶための入門書です.しかしながら,リアルタイムグラフィックスの関連領域は広くて深く,その基礎知識を理解するのも,実装するのも簡単ではありません.著者はCGの高等教育を受けた専門家ではなく,大学ではコンピュータサイエンスとは縁遠い数学の分野を学んでいました.CGに関するプログラミングをはじめたのも,30歳を超えてからです.後からその分野を学ぶにあたり,筆者の理解の一番の手助けとなったのは,実は線形代数や微分積分といった数学のごく基礎的な知識でした.CGの基本は数学でできています.数学から出発してCG技術に触れることにより,「なぜこのコードがこのグラフィックスを生み出すのか」ということをスムーズに理解することができます.本書はそういった数学的なアプローチによるゼロからの理解と実装を目指しています.
著者 :巴山 竜来
Isbn 10 :4297130343
Isbn 13 :978-4297130343
によって公開 :2022/8/31
出版社 :技術評論社
言語 リアルタイムグラフィックスの数学 ― GLSLではじめるシェーダプログラミング:日本語
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