新たな主役は分子! 「物質世界の新たなカタログ」が誕生ベストセラー『世界で一番美しい元素図鑑』に続編が登場しました。元素周期表は物理世界の普遍的なカタログですが、われわれが日常生活で目にするのはたいてい元素ではなく分子です。原子は実にさまざまなやり方で互いに結びつきます。石鹸や溶剤、油脂、岩と鉱石、ロープと繊維、甘味料や香水など、本書はこの世界を形づくる無数の化学構造のなかから最も興味深く、美しいものを選び出し、華麗な写真とユニークな解説で探索します。◎目次第1章 化学─元素で作られた建物原子と分子、無限にたくさんの結びつきかた第2章 名前の力正しい名前は世界をひらく第3章 デッド・オア・アライブ生物と無生物? 岩と毛? 有機とは何?第4章 水と油石鹸は仇敵の和解をもたらす第5章 鉱物と植物食べられない油と食べられる油第6章 岩と鉱石岩石、鉱物、すべての化合物の源第7章 ロープと繊維ロープは実際に細長い分子でできている第8章 痛みと快楽鎮痛剤とその親類の"家系図"第9章 甘い、甘い、甘いものの話砂糖とその他の甘味料第10章 天然のものと人工のもの自然と人間が同じ分子を作ったら?第11章 バラとスカンクいい香りの分子と悪臭の分子第12章 いろいろな色の化学物質カラフルな分子のパレット第13章 嫌われ者の分子罪なき化合物が政治に翻弄されるとき第14章 生命の分子分子らしくない分子とはどんなもの?◎「はじめに」より もしあなたが、化学の教科書に載っているような標準的な形式で化合物が紹介されると期待して本書を開いたら、がっかりすることでしょう。この本には酸と塩基について書かれた章はありません。もちろん酸についての記述はありますが、私が個人的にもっと面白いと思うもの─―たとえば石鹸─―との関係で出てきます(石鹸は強アルカリを使って弱酸である高級脂肪酸を水に溶けやすい塩にしたもので、油と水を混じり合わせる力を持っています)。 その意味で、本書は一種の「すべての子供が持つべき化合物コレクション」、つまり化学実験セットのようなものです。いろいろなものがちょっとずつ入っていて、全体として見ると網羅的ではないけれど面白い、そういったものです。本書はみなさんに化学の世界がどんな仕組みになっているのかの手ほどきをし、みなさんがその世界の問題を詳しく見るための認識力を身につけるお手伝いをすることでしょう。
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