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1章: 2009年法政大学大原社研での講演の再録。研究史を3期にわけて、私の労働研究の問題意識、テーマ、考察と叙述の方法、著作の概要を語っている。 2章: 2011年2月から13年12月まで『POSSE』に連載した「われらの時代の働きかた」。主要な11のテーマについて現状を分析し、持論を顧みて、密度高くポイントを凝縮した連作小論文集である。 3章:大阪市の橋下政治批判を契機として、公共部門労使関係の日本的風土、新自由主義という季節、公務員労働運動の孕む問題点とこれらの課題などに触れて公務員バッシング対抗論を論じる。2012年の『POSSE』インタビューの記録である。 4章:労働、社会、学校、最近の私の体験に関する随想(エッセイ)。 5章: 4つの分野にわたる繙いた書物の批評と感想。 6章:数多の秀作映画のうち、生きがたさを超えて凛然として立つ魅力的な女たちを活写する作品に限って、映画ファンの愛執のほどを綴っている。 (「あとがき」より) 目次 1章 私の労働研究―テーマと問題意識 2章 われらの時代の働きかた 3章 公務員バッシング対抗論―橋下「改革」と公務員労働組合 4章 労働・社会・私の体験―ホームページ・エッセイ抄 5章 書評と紹介―近年の読書ノートから 6章 スクリーンに輝く女性たち 終章 回想記・労働研究の道ゆき