壁に挑み続けた21年、集大成の五輪へクライミング界の女王、初の自伝スポーツクライミング。この東京2020で採用された新競技において、日本のみならず世界を牽引してきた、女性クライマーの先駆者がいる。2008年のW杯初優勝以来トップに君臨し続け、現役最後の舞台と位置づけた五輪で金メダルを狙う野口啓代だ。順風満帆に見えるキャリアは苦難の連続。彼女は道なき道を進み、その度に「決断」をしてきた。次々と現れる人生の「壁」をどのように乗り越えてきたのか。初の自伝に綴られた絶対女王の生き方には、クライマーはもちろん、何かに挫けそうな人、何かの決断に悩んでいる人にとって道標となるヒントが詰まっている。■目次 プロローグそして五輪へ――2019年8月、最後の世界選手権第1章 1989〜2005クライミング人生のはじまり第2章 2005〜2007「世界一になる」。そう誓った16歳の銅メダル第3章 2007〜2008アンナとの出会い、プロとして生きる決意第4章 2009念願のワールドカップ年間総合優勝第5章 2010最高のライバルと競い、励まし、高め合った2連覇第6章 2011〜2014勝ち続けることの難しさと、“Take it Easy" 第7章 2015岩場の洗礼、初の大怪我…自分の弱さと向き合う第8章 2016〜2017五輪種目決定と、日本クライミング新時代第9章 2018〜2019涙の八王子、生萌との最も充実した年間争い第10章 2020〜2021五輪延期、葛藤の1年。私は、やるしかないエピローグMessage from... 野口健司/アンナ・シュテール/野中生萌■著者プロフィール 野口 啓代 (のぐち・あきよ) 1989年5月30日生まれ。世界中から尊敬を集める女性クライマーのパイオニア。小学5年生の時に家族旅行先のグアムでクライミングに出会い、それから1年で全日本ユース選手権を制覇。以降、国内外の大会で輝かしい成績を残し、2008年には日本人としてボルダリングW杯で初優勝。さらに09年、10年、14年、15年と年間総合優勝を果たし、W杯優勝は通算21勝を数える。19年の世界選手権で2位となり、東京2020日本代表に内定。現役引退の舞台と公言した五輪でメダル獲得が期待される。TEAM au所属。
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