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戯曲 ミュージカル『刀剣乱舞』 つはものどもがゆめのあと

本丸に新たな刀剣男士が加わった。源氏の重宝とされた髭切と膝丸である。小狐丸は、先の阿津賀志山への出陣に思いを馳せ、源氏と浅からぬ縁を持つ2振りの存在が、今剣に義経との哀しい別れの記憶を呼び起こさせ、再び心を乱すのではないかと案じるのだった。審神者から招集がかかり、新たな部隊が編成された。三日月宗近、小狐丸、岩融、今剣、そして本丸にやってきたばかりの髭切、膝丸の兄弟の6振り。彼らが向かう先は、かつても訪れた平安末期から鎌倉初期、つまり源頼朝が弟・義経の軍勢を追い詰め滅ぼし、鎌倉幕府を打ち立てた時代だ。再び義経・弁慶と相見えることに動揺を隠せない岩融をよそに、今剣は自ら隊長を申し出るのだった。

著者 戯曲 ミュージカル『刀剣乱舞』 つはものどもがゆめのあと:御笠ノ 忠次