2021年版からの主な更新箇所は以下の通りである。①2022年版では、テーマをAI.IoT.VR・AR・MRに絞り、5Gを付録に移動した。②目次を更新した。③各分野の記述で、2021年分を最初に記載しその後ろに2020年分を記載した。2019年以前は紙面の都合で省いた。2019年以前の情報は2021年版に掲載されている。④各分野の2021年の冒頭に「あらまし」を加え、概要が分かるようにした。⑤自動運転を最新の情報で更新した。⑥VR・AR・MRに住宅・建築コーナーを設けた。⑦スマホの普及を最新の情報で更新した。⑧ビッグデータの解説を追加した。⑨AIやIoT,VR・AR・MRの展望を最新情報で更新した。最後に、今話題になっている超進化人間やAI倫理の解説を加えた。そのほか全章にわたり最新情報で更新した。まえがき 本書では、世の中で話題になり、関心が高いAI,IoT,VR・AR・MRについて、基礎となる技術を始め、これまでに開発された技術やアプリなどにつぃて解説する。AIは人間の知能をコンピューターで実現して、人間と同じように見る、聞く、話す、考える、問題を解くなどの機能を実現する技術である。IoTとは、コンピュータや身の回りにある家電など、あらゆるものがインターネットにつながり、通信したり、処理をしたりすることができる技術である。VRは、コンピューターで仮想の世界を作り、そこに仮想の物体を表示したりして、あたかも現実の世界と同じような環境を構築する技術である。ARは、現実世界の中に、コンピューターが作り出したCGなどを重ねて表示して、現実世界を拡張する技術である。たとえば自撮りした顔に仮想の動物の耳や鼻を表示して、あたかも自分の顔に動物の耳や鼻がついているように見える「スノーSNOW」などの例である。MRは、現実世界に仮想世界を重ねて表示して、仮想の物体を単に見るだけでなく、動かしたり、いろんな視点から見ることができる、より現実世界と融合した技術である。これらの技術は現代社会において、なくてはならないものになってきている。そこで本書では誰でもが関心がある、これらの技術について、基礎から開発技術や応用事例まで、平易な言葉で分かり易く解説する。本書は、好評発売中の「新常識シリーズ AI,IoT,XR,5G 2021年版」を最新の情報に更新し、さらに2021年に論文、新聞、雑誌、大学、企業などのプレスリリース、テレビ報道などで公表された主な技術や製品、概念、規約などを取り上げて、「新常識シリーズAI,IoTとVR・AR・MR 2022」として発売するものである。2022年版の特徴は次のようである。2022年版では、AI,IoTとVR・AR・MRに焦点を絞り、これらの技術と密接に関連がある5Gと5Gのアプリケーションは付録に回した。第3章で、2021年の各分野のプロダクトの冒頭に、あらましを加え、分かり易い解説を心がけた。全体像が分かりやすいように編集した。第8章の将来展望では、AI,IoT,VR・AR・MRについて、最新の情報を踏まえて、より詳細な展望を加えた。この他、各章も最新の情報で更新した。2021年の特徴として、共通技術、医療、ビジネス、ロボット、ドローン、交通運輸、産業、農漁業、セキュリティなど各分野へのAI応用が進展したことが挙げられる。共通技術では、少ない学習で高精度化ができるAI,改善手段示せるAI,超小型端末にAI搭載、介護・バリアフリーでは、高齢者の遠隔見守りサービス、点字ブロックにQRコードや声で誘導など、医療では、認知症判別、脳の健康可視化、カプセル内視鏡、顔認証で大腸がん識別、新型コロナ診断支援ソフトなど、ビジネスでは、自治体業務へのAI活用の広がり、非接触センサー、非接触セルフレジ、街づくり・店づくりへのAI活用、感情推定技術や恋愛支援、自動応答支援など、ロボットでは、日本橋エリアに高精度音声ナビや分身ロボットカフェ、自走ロボットによる宅配サービス、屋内配送、協働ロボットなどの開発、ドローンでは、72時間の壁の克服、災害救助ドローン、不審ドローンの追尾・捕獲など、交通運輸では、クレインビジョン(セルビア)の空飛ぶクルマの実証実験、一般道への自動運転の試み、無人トラックの隊列走行など、産業では、ダム放流計画自動作成、10分おきに河川予測、放射線量マップ作製など、農業ではデジタル農業、マグロの目利き、トマトの糖度制御など、セキュリティでは、企業を脅威に陥れる(おとしいれる)ランサムウエア(身代金要求ウイルス)、テレワークへのセキュリティ対策ソフトの提供、デジタル資産保障などがある。IoTが普及するにつれて、省電力や賢くさぼるIoTなどにより、安価で賢いIoTが実用化されている。IoTを駆使した安心・安全なオフィス空間の実現など。より快適で現実に近い環境を構築できるVR,AR、MRが、街づくりや娯楽、技術承継、バーチャル試着、バーチャルショールーム、建築業、スポーツ、英会話レッスンなどあらゆる社会活動に適用が拡大したことなどが注目される。特に住宅・建築への適用が数多く報告された。そこで住宅・建築コーナーを新設した。一方で、2020年に引き続きコロナ禍が収まらず、顔認識などのコロナ禍での非対面や非接触のための技術や非接触セルフレジ、自動応答によるコロナ問診、テレワークのためのセキュリティ対策ソフトなどの開発が行われた。これらについても、各章で解説する。本書は、AI、IoT、VR・AR・MRについて、今、知っておきたい最新情報を得ることができるように構成されている。第1章 そもそもAIとは第2章 AIの技術分野第3章 AIのプロダクト 共通技術 介護・バリアフリー分野 ビジネス分野 生活分野 スポーツ分野 ロボット分野 ドローン分野 交通運輸分野 農漁業分野 電力・ガス分野 セキュリテイ分野 ビッグデータ第4章 AIとコミュニケーション第5章 IoT第6章 バリアフリーの役立つAI,IoT,VRARMR技術第7章 VRARMR技術第8章 将来展望付録 5Gと5Gのアプリケーション
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