熊本地震は実に様々な「自然災害」に見舞われた「前代未聞の災害」となった。4月の2回の「大地震」に始まり、梅雨時期から夏にかけての「大豪雨」、そして「阿蘇山の噴火」だ。地震の復興でさえ、困難を強いられていたのに、それに阻止するかのような豪雨、噴火はあたかも熊本県民の未来を遮る結果となり、復旧、復興してはまたゼロからやり直し……を繰り返さざるを得なかった。しかし熊本県民の志は強く、ようやく秋までたどり着いた。だが行政の対応は冷たかった。8月31日に「災害本部」をさっさとたたんだ思ったら、10月31日には「11月中に全避難所の閉鎖」を発表。たたでさえ広がっていた「避難者格差」がますます広がる状態となった……。果たして、熊本県民はどのようにして10月を乗り切ったのであろうか?
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