患者さんを救いたい…薬剤師であれば一度は考えたことがあることでしょう。いえ、幾度となく考えたことがあることでしょう。患者さんを救うためにできることを日々考える素晴らしいことです。もしも、現在だけではなく、未来の患者さんまで救うことができるとすれば、とても素敵だと感じるでしょう。未来の患者さんを救う、幸せにする。それを実現させる可能性を秘めているのが「研究」です。研究と聞くと、働きながらなんて無理と考えるかもしれません。大きな病院でないと無理。自施設のような中小規模の病院・薬局・ドラッグストアでは無理。そのように思い込んでいる人も多くいます。ご自身で無理と決めつけた事象は、絶対にできません。無理と決めつけなければ、可能性はあります。確かに研究指導者がいない施設で、エビデンスレベルの高い研究を行うことは、ハードルが高いです。研究の際に使用する統計解析という言葉などを聞くと、拒絶される人も多いでしょう。結論から先に言うと、大丈夫です。本書では、そのような難しい研究の話はあえてしません。学会発表はしたいけれど、研究指導者がいないために発表ができない薬剤師は多数存在します。そんな人の為の本です。私は、筆頭演者での学会発表は15回程度しています。程度としているのは毎年1~2報は出すので増え続けているからです。私の発表は、業務報告に近いような発表もあれば、1例の症例報告もあります。学会発表は難しいと決めつけず、気軽に発表して、多くの薬剤師と自施設の状況をディスカッションする時間は非常に有意義です。業務報告や症例報告を馬鹿にしている人に遭遇しても決して聞く耳を持たないでください。その人は業務報告や症例報告を発表したことがなく価値を理解していないのです。見るのとやるのでは大きく違います。学会は聴講での参加ではなく、発表での参加をすることで意識が大きく変わります。学会発表の経験することで、多くの人々と出会い、新たな知見が生まれます。この行為は未来の薬剤師業務、更には医療業界全体への発展に繋がります。本書は、学会発表をしたいけれど、一歩を踏み出せない薬剤師に向けた一冊です。今回は統計解析を使用しない内容だけに絞ります。統計解析を使用せず、学会発表しましょう。難しい専門書ではありませんので、気軽に読んで頂ければ幸いです。
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