音楽がわかるとは、難解な暗号を覚えることとはちがう。それは、聴いて楽しむことを意味するにすぎない。……とはいえ専門知識があれば、自分の大好きなものを聴くとなぜ楽しいのかがわかる、という見返りがある。(「まえがき」より) 18世紀から20世紀初頭まで、バッハからアルバン・ベルクにいたる作曲家たちはどのようにして、聴き手の感情を波立たせる美しい曲をつくったのだろうか。しかもその方法は時代とともに、とくにベートーヴェン以後はドラスティックに変化した。 心憎いほど音楽を知りつくした音楽理論家・ピアニストが、古典派以前からロマン派以後までの名曲――〈シャコンヌ〉から《ヴォツェック》まで――を例に、繊細な表現の構造と、計算しつくされたからくりを分析する。協和音と不協和音の緊張と解決の方法が変わると、表現はどう変わるか。ハ短調が注目に値する理由は何だったのか。 「驚きなのは、緻密な分析と専門的なアプローチをしながら、みごとに感動的なことだ」(『ガーディアン』紙評) 巻末には愉しい付録が付く。2010年にともに生誕200年を迎えたショパンとシューマン、それぞれを祝うエッセイ。
人気のある作家
東京ニュース通信社 (143) KADOKAWA (81) シンコーミュージック (57) ジャニーズ研究会 (56) 日之出出版 (53) (45) ブラウンズブックス (40) cinemaTAKA (38) マガジンハウス (37) 邦画劇場映画ポスター cinemaTAKA (36) BUBKA編集部 (31) ギター・マガジン編集部 (28) アイドル研究会 (27) NHKサービスセンター (27) 日刊スポーツ新聞社 (27) 宝島社 (24) サウンド&レコーディング・マガジン編集部 (24) 大洋図書 (23) 講談社 (21) 円尾 敏郎 (21)