デビュー10周年を機に、青葉市子の世界に迫る 凜と透き通った歌声と一本のクラシックギターで幻想と日常を架橋するシンガーソングライター・青葉市子。 葉擦れや雨音のように響き、ときに海鳴りのように轟く彼女の幽遠な作品世界は、デビュー10周年を迎えますます深化してゆく。 多岐にわたる活動の軌跡を辿り、その深淵をみつめる一大特集。 【目次】 ❖ロングインタビュー 船出に向けて /青葉市子聞き手=編集部 ❖カラー口絵 いのちを言祝ぐ音楽家 /青葉市子撮影=小林光大 ❖あなたがそばにいると 小舟 /七尾旅人 わたしがわたしたちと呼べる数少ない人へ /マヒトゥ・ザ・ピーポー 市子さんとモランのこと /寺尾紗穂 たまには穴に籠って /知久寿焼 童謡 /朝吹真理子 星の血、しぶきがいずれ詩を書く /山下澄人 「青葉市子」という奇蹟に立ち合うことになりました /吉増剛造 ❖いつしかみどりの上で 声とギターとお漬物——『剃刀乙女』『檻髪』を読む /カニエ・ナハ ギターと声のフォークロア——青葉市子と南米音楽家たちの不思議な共鳴 /成田佳洋 ●を超えて、あるいは●のなかで——『うたびこ』『0』に見る「喪」と「メランコリー」 /菊間晴子 0 /長門洋平 奏でることの悦び——青葉市子の即興性に関する覚書 /細田成嗣 ❖対談 羽根を休めて /飴屋法水×青葉市子 ❖うたのけはいをたよりに 光のところへ——マームとジプシー『cocoon』を再訪する /橋本倫史 ひとつの奇跡 /藤田貴大 無題 /青柳いづみ fur 市子 von 花代 /花代構成協力・デザイン=佐野裕哉 親愛なる いちこさん○せなかに、ちいさな、、羽根の、、、 ひびき ! /原田郁子 いちこ /ウィスット・ポンニミット ❖アンケート わたしと青葉市子 /細野晴臣大貫妙子三宅純小林武史菅野よう子吉本ばなな小山田圭吾 ❖走馬燈、身籠りませ 2 Dec 2019 – 18 Dec 2019EU〈POLAND, DENMARK, SWEDEN, FRANCE, UK〉写真日記 /青葉市子 ひかりのふるさと /Albert Karch訳=五十嵐加奈子 ❖ちらばって、またたいて、きらめいて、おどろいて お市 /こじょうゆうやこじょうゆみこ 衣装・美術 コラボレーションの軌跡 /mi'ndy フクシマ ミキ 鱗粉をまく /ミロコマチコ 宇宙の肺/野性を見つめる /淺井裕介 FUJI DRAGON SONG /寺門孝之 「NUUAMM」のこと /近藤聡乃 おうた /西島大介 ❖殻を破るとそこは ユートピアでもディストピアでもなく——『qp』の詩を読む /斉藤倫 複数種が共に生きる青葉市子の「世界」——「童謡的」を超えて /大石始 記憶としての死者 /村上晶 見えないものたちと真剣に遊ぶ——青葉市子のミュージックビデオとおとぎ話 /村井まや子 ❖毎日の風景、ずっとつづくね 共同体と彼女について /伏見瞬 想像力を掻き立てる青葉市子の歌の「余白」 /峯大貴 ラプソディーのように /髙山花子 ❖資料 青葉市子ディスコグラフィ /灰街令 ❖連載 私の平成史2 /中村稔 ❖モノ・ローグ mono.logue*8 千枚通し /菊地信義 ❖詩 仄かな街角から /佐峰存 ❖今月の作品 ピエルロモント・野北明寛・成田くうこう・104hero・菊谷浩至 /選=和合亮一 ❖われ発見せり 日本国憲法前文三十九・五・七十六文字目は燃えて /柴田 葵
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