クライミング・ファン待望の一冊 偉業を成し遂げるまでの一部始終がここに。 常にクライミング界をリードしてきた著者が、生い立ちから〈ドーン・ウォール〉のフリー初登に至るまでを語り尽くした自叙伝。[カラー口絵16頁] 波乱に満ちたクライミング人生 2015年1月、米国人クライマーのトミー・コールドウェルとケヴィン・ジョルグソンが、エル・キャピタンの〈ドーン・ウォール〉を19日間かけてついにフリーで初登した。準備期間は足かけ7年。世界で最も難しいビッグウォール・ルートとして注目されてきた課題だ。 本書は、常にクライミング界をリードしてきたコールドウェル自身が、生い立ちからドーン・ウォール初登に至るまでの道のりを情感あふれる筆致で綴った自叙伝である。前人未踏の記録を次々に打ち立て、そのたびに山岳ジャーナリズムを賑わせてきたコールドウェルだが、ここにあるのは成功者の栄光だけではない。キルギスで遭遇した拉致事件、左手人さし指の切断、最愛の妻との離別――数々の輝かしい偉業の裏にあった苦悩と葛藤、そして克服と再生の物語でもある。 幾多の困難に直面し、癒えることのない心の傷を抱えながらも初志を貫こうともがく姿に、読者は何度も心を揺さぶられることだろう。息が詰まるような極限のクライミング、そして生きることの喜びと哀しみを赤裸々に描いた、唯一無二の山岳ノンフィクションである。『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー。 解説=倉上慶大(プロクライマー) [目次] 風 第1部 第2部 第3部 第4部 エピローグ 謝辞 解説——「壁上の哲学者」 訳者あとがき [原題]THE PUSH: A Climber's Journey of Endurance, Risk, and Going beyond Limits
人気のある作家
株式会社チャンプ (108) ベースボールマガジン社 (93) 株式会社ニュースパイラル (48) 晋遊舎 (37) 全日本空手道連盟糸東会 (36) 文藝春秋 (35) 週刊ベースボール編集部 (35) 公益財団法人 全日本空手道連盟 (33) 神奈川新聞社 (33) MCT出版 (32) メディアックス (32) 東京ニュース通信社 (29) つり人社書籍編集部 (29) ワールド・フィギュアスケート (29) 三栄書房 (28) つり情報編集部 (28) 山と溪谷社=編 (27) 舵社 (15) 一般財団法人全日本空手道松涛館 (14) 週刊プロレス編集部 (14)