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戦争と平和 (新潮新書)

最強のゼロ戦はなぜ敗れたのか―― 『永遠の0』著者が放つ圧倒的説得力の反戦論! まえがき 第一章 ゼロ戦とグラマン 極限状況下に短所は現れる/根本から異なる設計思想/職人技を求める日本 高すぎる要求水準/パイロットの命をどう考えるか/ゼロ戦と日本刀 日本には「盾の思想」がない/戦で人が死なない国/悪いことを考えると実現する?撃たれなければいいのだ/日本国憲法は「万が一」を想定していない/ダメージコントロールを重視したアメリカ 浸水にどう対処するか/閉鎖式格納庫と開放式格納庫/アメリカは防御重視 原爆並みの開発費を投じたVT信管/使い捨てられた熟練パイロット/ガダルカナルの消耗戦 名人芸への過大な期待/救命ボートに釣竿も完備/ヒューマニズムではなく合理主義遠方からの攻撃能力/データ重視の弊害/牛に引かれて進むゼロ戦 曖昧さを許さない日本人/ハンドルにバリエーションは必要なのか/戦場で銃は使い分けられない 補給の重要性を理解していなかった/石油を死守できなかった/一騎打ち幻想 戦争とは長引くものである/硬直した官僚制度の弊害/弱気になるエリートたち 上層部の無責任体質/戦争の目的/最悪を想定しない日本人 第二章 『永遠の0』は戦争賛美小説か 五〇歳の決心/小説家を目指した動機/戦争を語り継ぐ 戦争は遠い歴史になった/宮部久蔵とは何者か/『永遠の0』で描きたかったもの 朝日新聞からの批判/戦争賛美か?/読まずに批判する人たち 右翼と戦記マニアからの非難/お世話になった人たち/口コミと書店の後押し そして四五〇万部に 第三章 護憲派に告ぐ 永世中立国スイス/自衛隊は軍隊ではない/能登半島沖不審船事件 世界の軍隊/NATOの戦争抑止力/集団的自衛権に反対する文化人たち 放送法の問題点/机上の空論で国は守れない/日本国憲法を作ったのはGHQ 自衛隊は憲法違反/憲法学者は神学者か/護憲派の論理 九条教という宗教/戦争を回避できるのはリアリスト/リアリストとロマンチスト 日米安保で日本は守られるか/日本を守るのは日本人

著者:百田 尚樹
Isbn 10:4106107317
Isbn 13:978-4106107313
によって公開:2017/8/9
出版社 戦争と平和 (新潮新書):新潮社