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散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫)

硫黄島で米軍を最も怖れさせた指揮官は、 家族に手紙を送り続けた父でもあった—。 絶海の孤島・硫黄島で、総指揮官は何を思い、いかに戦ったのか……。 妻子を気遣う41通の手紙。 死にゆく将兵を「散るぞ悲しき」とうたった帝国軍人らしからぬ辞世。 玉砕という美学を拒み、最期まで部下と行動を共にした指揮官のぎりぎりの胸中に迫る。 いま、日本人を考えるための必読書。 圧倒的評価を受けた、大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 娘よ!妻よ!絶海の孤島からの手紙が胸を打つ―水涸れ弾尽きる凄惨な戦場と化した、 本土防衛の最前線・硫黄島。「5日で落ちる」という米軍の楽観を大幅に覆し、 36日間もちこたえ、両軍合わせて2万人以上の死傷者を出す凄惨な戦いに…。 その知略で米軍を最も怖れさせた陸軍中将・栗林忠道は、粗末なテントに起居しながら、 留守宅の幼い末娘を夢に見、お勝手の隙間風や空襲の心配をする愛情こまやかな父でもあった―。 「玉砕」を禁じ、死よりも苦しい生を生きた烈々たる記録。感涙のノンフィクション。 目次より 第1章 出征第2章 二二キロ平米の荒野第3章 作戦第4章 覚悟第5章 家族第6章 米軍上陸第7章 骨踏む島第8章 兵士たちの手紙第9章 戦闘第10章 最期解説 柳田邦男 著者について 2006(平成18)年、本作で大宅壮一ノンフィクション賞を、17年には『狂う人 「死の棘」の妻・島尾ミホ』で読売文学賞(評論・伝記賞)、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞した。著書に『世紀のラブレター』『昭和二十年夏、子供たちが見た戦争』『愛の顛末』『昭和二十年夏、僕は兵士だった』『原民喜』などがある。

著者:梯 久美子
Isbn 10:410135281X
Isbn 13:978-4101352817
によって公開:2008/7/29
出版社 散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫):新潮社