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ジャズから見る国立音大の風景〜音楽大学にジャズが芽吹くころ〜

1960年代初頭(昭和30年代半ば)、国立市ににあった国立音楽大学(通称:くにおん)では、大学未公認でありながら有志によって学内にジャズが小さな芽を出しはじめました。そして学生ジャズマンたちは、大学の芸術祭に参加すべく1961年(昭和36年)にジャズ・ビッグ・バンド「マイトシ・ノコリンズ」を結成します。当時、国立音大はクラシックの殿堂でした。ジャズを演奏することはそこに新風を吹き込むという意気込みと同時に、泥足で踏み込むという意識がその誰の気持ちの中にも強くあり、ある種の反骨精神のような気分で始められました。それほど音大においてジャズは異質のものだったのです。そしてその芽は葉をつけ枝を茂らせ、国立音大は山下洋輔、本田竹広、中村誠一ら多くのジャズ・ミュージシャンを輩出していきます。そして、大学内初のジャズ演奏から50年後の2011年には、ついに「ジャズ専修科」の設立という実を結びます。『ジャズから見る国立音大の風景〜音楽大学にジャズが芽吹くころ』は、その「国音ジャズ黎明期」に始まる、「国音ジャズマン」たちの活動の記録です。マイトシ・ノコリンズから数々のビッグバンドを経て、ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラができるまでの「国音ジャズ・バンド」のヒストリーを軸に、丹念な取材、さまざまな証言、詳細な資料分析から、「音大のジャズマン」たちの熱い情熱が浮かび上がってきます。貴重な写真も多数掲載。*エピソード等が紹介されるミュージシャン(一部):清水万紀夫、箱石啓人、鈴木孝二、山下洋輔、武田和命、本田竹広(昂・竹彦・竹曠)、藤崎邦夫、八尋国彦、古澤良治郎、中村誠一、板橋文夫、梅津和時、モヒカーノ関、ほか*著者:田村 睦(たむら むつみ)1947年2月6日、青森県八戸市にて誕生。イメルダ幼稚園、白菊小学校、東京に移り久が原小学校、香蘭女学校(中高一貫)を経て、1965年、国立音楽大学教育音楽学科第Ⅱ類に入学。卒業後はピアノ教師となり現在まで後進を指導。家庭に入り子育てを終えた頃、国立音大の一年先輩に当たる本田竹広と再会。氏のマネージャーをその死までつとめあげる。「国立音楽大学OBジャズミュージシャンズクラブ」創立メンバーにして庶務を担当。

著者:田村睦
ASIN:B08F6RC7ZK
によって公開:2020/8/19
出版社 ジャズから見る国立音大の風景〜音楽大学にジャズが芽吹くころ〜:NextPublishing Authors Press