2020年10月に60歳の還暦を迎える齋藤孝。 それまでに培ってきた「生き方の技」の数々を、50歳代から60歳代の読者に向けてカスタマイズし、知恵のエッセンスが惜しげもなくギュッと凝縮された「集大成本」。 「生き方の技の集大成」が具現化されたのが「円熟した大人」です。 「円熟した大人」が持っている(持つべき)資質は次の10の要素です。 ○過去や現在にこだわらず軽々と変化できる「シフトチェンジ力」 ○腰と肚がすわっている自然体と「身体感覚力」 ○いつも笑顔で「場」を暖める「上機嫌力」 ○雑談の重要性を分かっている「大人のコミュニケーション力」 ○「塩梅」「相場」「中庸」を弁えた「添う力」と「ずらす力」 ○身体性を生かした「読書力」 ○日常感覚と日本の伝統に基づいた「美意識力」 ○意志に裏付けられた「孤独力」 ○あっけらかんとした「ingの死生観」 目次 『60歳からの生き方哲学 「円熟した大人」の作り方』 ■はじめに 「円熟した大人」の作り方 二つの「新しい生き方」 生きているだけで丸もうけ 円熟と成熟の違い 死ぬまで学ぶ ■第1章 60代はシフトチェンジする時期 なぜシフトチェンジが必要か 「コントロールできないもの」を見極める 経済的人間から文化的人間へシフトチェンジ 「ミニ創造者」と「ミニ享受者」 文化の享受は「貢献」を生む ミニ創造者+ミニ享受者=ミニ創造享受者 「贈り物」社会へシフトチェンジ 「いいパス」を出す大人になる 「競争」から「遊び」へシフトチェンジ 遊びの4つの要素 「他者評価」から「自己評価」へシフトチェンジ 自己評価には、他者が入り込んでいる 「もう一人の自分」を基準軸にする 「頭脳」から「身体」へシフトチェンジ レスポンスする身体 円熟した大人は「中庸」へシフトチェンジ 矛盾を生きる力 ■第2章 「身体感覚力」を取り戻す 失われていく身体文化 「腰肚文化」 腰と肚は心身の中心感覚と軸感覚を作る 「自然体」という身体技術 自然体の作り方 天と地を貫く「軸」を作る 「型がなければ、形なし」 型は、現実世界の「座標軸」 型の抵抗が人間の成長を促す 個性は型を通して形成される 「技」は「型」…
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