百年間の隠蔽の闇から甦るときめきの濃密文学 入魂の作品、リアルな性愛描写は興奮さめやらぬ不思議な性の桃源郷へ聴く者を誘い込んでしまう。 明治・大正・昭和の著名な作家や文人が名を秘して綴り密かに出版され続けた幻の性文学と作者不明の伝説的傑作艶書シリーズ・第三巻! ●むき玉子 君子は今だに独身である。同性愛の相手である常子は要之肋と結婚し、友人の文子は三千雄と結婚していた。常子や文子の結婚を馬鹿にしていたのも最初の内、さすがに独り者の淋しさは如何ともしがたい。ある日、三千雄が所用のため君子の家を訪れると… ●泥にあえぐ 立花敬一は25歳の時に、葉子を妻に娶った。葉子は県立高等女学校を卒業と同時に、敬一に対して大なる尊敬と深き愛着とを以て、敬一に愛撫されると云う興奮した期待を持って嫁いで来たのであった。 ●避暑地 夏の天地の必然的な自由大胆な性は自然界の力に左右される。生物学的法則に支配される事によるのである。即ち、夏の天地は、あらゆる生物の産殖、即ち性慾の発展期であるからである。 ●閨房(短編集) 『犬が食わずに蛤が食った話』 前夜、夫が夜おそく帰ってきましたので、私がつい腹立ちまぎれに文句を云ったのが原因で、結婚して二年目にしての初めての夫婦喧嘩をしてしまいました。翌朝、私は家出をし、ひとりフラフラと新婚旅行で訪れた湯河原の宿へと足を伸ばしたのです。 ●『処女への訣別』 英吉は腕時計をしきりにのぞいていた。同じ勤め先の桃子と映画へ行く約束をしていたのだ。互いに心が通じ合ってまる半年。その間、共に映画館や野球場などへは行っても、それ以上のこともなく、恋愛ごっこで過ごしてきた。だが(今日こそは…)いつもそう思いながら実行に移し得ない英吉であったが…… その他、『健全なる姦通』『死の勝利』の短編全4話収録。 ※本商品は「幻作発禁 濃密文庫 第三巻」(ダイナミックセラーズ出版刊 青木信光著 ISBN:978-4-88493-305-0 525円(税込))をオーディオ化したものです。
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