みなさんは、情報収集する時にどんな方法を取っているでしょうか。おそらく多くの方が「インターネット」とお答えになると思います。情報のスピードをもとめるのであれば、「インターネット」ほど便利なものはありません。情報の発信、さらに拡散まで、他の媒体とは比べものにならないほど時間を要しません。けれども、信憑性をもとめるのであれば、ズバリおすすめは「本」です。本は出版社と著者という二つのフィルターを通っています。「間違った情報ではないだろうか?」「他の書籍の中身を盗用したと訴えられないだろうか?」出版社は1冊の本作りに命をかけています。世の中のニーズにマッチした、正しい情報を発信し続けるために様々なことを気にかけながら精査して出版します。だからこそ、本から得られる情報は本物です。精査された情報に触れることができるので、非常に生産性が高いんです。インターネットの情報から正しい良質な情報を得ることは、砂浜の中から1粒の星の砂を探し出すようなもの…一方で、本から情報を得ることは、星の砂を集めた瓶を渡されているようなイメージなんです。そして、本を読み続けているとさらなる効果が出てきます。それが、良い情報を「嗅ぎ分ける力」がつくことです。目に触れた情報をただ鵜呑みにしていると、この力は身に付きません。良い情報とそうでない情報を分別する力をつけるためにも、本を読みましょう。本を読んでいない人が、インターネットの情報をたくさん見ていても、良い情報を得ることができるとは限りません。けれども、本をたくさん読んだ人がインターネットの情報を見ると、短時間で価値のある情報にたどり着くことができるんです。つまり、「本だけを読め」ではないんです。「インターネットも使え。だから本を読め」なんです。本を読むということは、本を読んで得られる価値以上のものを手に入れることができるんです。変化の大きい時代、情報の取捨選択に戸惑っている人こそ、正しい情報を発信し続ける本から多くを学ぶべきなんです。
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