「そんなにボクが悪いのか! 」 発達障害の青年が自身の壮絶な半生を綴った手記に、担当薬剤師だった著者が解説を加え、まとめたノンフィクション。 慎太(仮名)はこだわりが強く、他者とのコミュニケーションが苦手。 特性による聴覚過敏やパニックが悪化し、著者が勤める病院に入院。 作業療法や薬物治療などで症状が改善する中で、自伝を少しずつ書いては著者や主治医らに「読んでほしい」と配るようになった。 そこには壮絶な過去が淡々と綴られていた。 著者はその内容に驚きつつ、「文章の才能がある」と書き続けるよう応援。 現在、病院を退職した著者は慎太とともに発達障害への理解を深める活動を始めている。 彼らは、育てにくい子どもとしてこの世に生を受けます。 その子たちが自分自身を愛せるようになるには、親の愛情だけではなく、接し方のハウツーが存在すると私は思います。 それによって子どもたちは弱みを克服し、強みを伸ばしていけるのです。自分自身を愛せるようになるのです。 本書は、発達障害について多くの方に理解していただくこととあわせて、発達障害という肩書をお持ちの方に皆が気持ちよく暮らすために歩み寄ることの第一歩になればとの願いを込めています。(あとがきより)
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