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機械要素の基本的な知識をやさしく解説する初学者向けの教科書です。機械や機器を適切に設計・製造するには、それらを構成する要素(機械要素)についての知識が必要不可欠です。本書では、ねじ、歯車、軸など、基本的かつ重要な機械要素を厳選し、各要素の種類・役割から選定の方法まで、実用例に近いかたちの例題を交えて解説します。【目次】 第1章 機械に関する基礎知識 1.1 機械の構成 1.2 機械要素の標準化と分類 1.3 機械要素材料の機械的性質と種類 1.3.1 材料の機械的性質と強度 1.3.2 機械要素材料の種類 1.4 機械要素に加わる荷重と疲れ寿命 1.5 応力集中 1.6 許容応力と安全率 1.7 はめあいとサイズ公差 1.7.1 はめあいの種類 1.7.2 はめあいの種類とサイズ公差 1.8 幾何公差 1.9 表面粗さ 第2章 ね じ 2.1 ねじの形 2.2 ねじの用途 2.3 ねじ山の種類とねじの表示法 2.3.1 三角ねじ 2.3.2 メートル台形ねじ 2.4 締結用ねじ部品の種類 2.4.1 六角ボルト・六角ナット・六角穴付きボルト 2.4.2 ボルトによる部材の締結法 2.4.3 小ねじ類および座金 2.5 ねじ部品の強度 2.5.1 鋼製ボルトの強度区分 2.5.2 鋼製ナットの強度区分 2.5.3 締結材に静的な引張り荷重が加わる場合の鋼製ボルトの簡易選定法 2.5.4 ねじのせん断強さ 2.5.5 ねじ山のせん断強さ 2.5.6 鋼製ボルトが疲労破壊に至らない軸方向動荷重の簡易計算法 2.6 ねじの力学 2.6.1 斜面の原理 2.6.2 三角ねじにおける摩擦力 2.6.3 ねじの締め付け力 2.6.4 目安の締め付けトルク 2.6.5 ねじの緩み対策 2.7 ねじ部品選択上の考慮事項 2.8 送りねじの種類 2.8.1 すべりねじ 2.8.2 すべりねじのトルクと送り方向力 2.8.3 送りねじの効率について 2.8.4 ボールねじ 第3章 軸系要素 3.1 軸の種類 3.2 軸の標準寸法と規格 3.3 軸の材料 3.4 軸の設計 3.4.1 軸の許容応力による軸直径決定法 3.4.2 変形量による軸直径決定法 3.4.3 危険速度の算出 3.5 軸継手 3.5.1 軸継手の種類 3.6 キー 3.6.1 キーの種類 3.6.2 キーおよびキー溝付軸の強度 第4章 転がり軸受および転がり直動案内 4.1 軸受の種類と摩擦 4.2 転がり軸受の構造と種類 4.2.1 転がり軸受の構造 4.2.2 転がり軸受形式の種類と選定 4.3 転がり軸受の寸法,形状と性能 4.3.1 主要寸法 4.3.2 呼び番号 4.3.3 基本定格荷重 4.3.4 許容回転数 4.3.5 転がり軸受の精度 4.4 深溝玉軸受の選定方法 4.5 転がり軸受の取り付け方 4.5.1 転がり軸受の配列 4.5.2 軸受のはめあい 4.5.3 軸受の内部すきま 4.5.4 軸受の予圧 4.6 転がり軸受の潤滑法 4.7 転がり軸受の材料 4.8 転がり直動案内 第5章 すべり軸受および案内 5.1 すべり軸受の分類 5.2 潤滑状態の種類 5.3 すべり軸受の種類 5.3.1 固体潤滑軸受(自己潤滑軸受) 5.3.2 境界・混合潤滑領域のすべり軸受 5.3.3 流体潤滑領域のすべり軸受 5.4 すべり軸受の設計パラメータ 5.5 転がり軸受とすべり軸受との比較 5.6 すべり案内 第6章 動力伝達要素 6.1 動力伝達の方法 6.2 歯車の種類 6.3 インボリュート歯車の基礎知識 6.3.1 インボリュート曲線とインボリュート関数 6.3.2 平歯車のかみ合いと各部の名称 6.3.3 インボリュート歯車の特徴 6.4 歯車の精度 6.5 歯車のバックラッシ 6.6 転位歯車 6.6.1 歯車の正転位と負転位 6.7 歯車の強度 6.7.1 歯車の材料 6.7.2 歯車の曲げ強度 6.7.3 歯車の面圧強度 6.8 はすば歯車 6.9 歯車機構と回転数比 6.9.1 1 段歯車機構 6.9.2 2 段歯車機構 6.9.3 遊星歯車機構 6.9.4 遊星歯車機構の種類と回転数比 6.10 巻き掛け伝動 6.10.1 平・Vベルト伝動 6.10.2 歯付きベルト 6.10.3 ベルトの取り付け誤差 6.10.4 一般Vベルトの選定法の手順 第7章 そのほかの機械要素 7.1 ば ね 7.1.1 ばねの種類 7.1.2 コイルばね材のねじり応力と許容ねじり応力 7.1.3 ばねを注文するための仕様書 7.2 シール 7.2.1 オイルシール 7.2.2 パッキン 7.2.3 Oリング 練習問題解答 参考文献 索 引