42年間の教師の仕事を終えた今、思うことがあります。それは問うことへの、大切さです。「教育」は文字通り、教え育むことですが、常に新しい問いを生み出し、その答えを探求する過程も教育だと思います。 私には今、3つの問いがあります。その問いとは、第1に「教育は、何のためにあるのか?」、第2に「教育は、だれのためにあるのか?」、第3に「教育は、どんなふうに行われるのか?」です。 第1の問いは「教育の目的」を意味し、ソクラテスは「人が善く生きるため」としました。第2の問いは「教育の対象」を意味し、時代によって、国、社会、自分、子どものためと変わってきました。第3の問いは「教育の方法」を意味し、「人間(子どもや大人)をどう捉えるか」(児童観・人間観)によって、教育の方法(教育モデル)が決まってきます。 この本を通して、3つの問い(教育の目的・対象・方法)をもとに、古代の教育思想から、中世、近代、現代へと様々な教育思想をふりかえります。その数は60前後になることでしょう。このことから、この本は「教育思想の旅」であり、「教育思想図鑑」であるわけです。 さあ、みなさんも、私と一緒に教育思想の旅にでかけてみませんか。
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