死を悼み、不公平を嫌悪し、喜びをわかちあう。情動は、いわば臓器のようなものだ――霊長類の社会的知能研究の第一人者が満を持して動物の情動を語る。ニューヨークタイムズ・ベストセラー。ユヴァル・ノア・ハラリ、ロバート・サポルスキー、デズモンド・モリス推薦! ---------------Amazon Best science books of 2019に選出! PEN/ E.O. Wilson Literary Science Writing Award 受賞作! ---------------情動は、いわば臓器のようなものだ。わたしたちはそのいっさいを他の哺乳動物と共有している。そのすべては、われわれの社会的な営みに不可欠なものだ。仲間の苦しみを取り除くラット、パートナーの死を嘆くカラス、恩を忘れないチンパンジー……人間だけが豊かな情動をもつという証拠は、なにもない。心理学との境界を行く独自の動物研究分野を切り拓いてきた著者が、長らく科学界でタブーとされてきたテーマを満を持して語る。前作『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』の姉妹篇となる、ドゥ・ヴァール最新作。驚きのエピソード満載、著者自身の手によるイラスト多数。【著者】フランス・ドゥ・ヴァール(Frans de Waal)1948年オランダ生まれ。エモリー大学心理学部教授、ヤーキーズ国立霊長類研究センターのリヴィング・リンクス・センター所長。霊長類の社会的知能研究における第一人者。2007年には「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれた。米国科学アカデミー会員。邦訳された著書に『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』『道徳性の起源』『共感の時代へ』(以上、紀伊國屋書店)、『チンパンジーの政治学』(産經新聞出版)、『あなたのなかのサル』(早川書房)、『サルとすし職人』(原書房)、『利己的なサル、他人を思いやるサル』(草思社)ほかがある。【訳者】柴田裕之(しばた・やすし)翻訳家。訳書に、ハラリ『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21Lessons』(以上、河出書房新社)、ドゥ・ヴァール『共感の時代へ』『道徳性の起源』『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』、ベジャン『流れといのち』(紀伊國屋書店)ほか多数。
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