母親が56歳で知的障がい者と診断されるまでの20年以上にもおよぶ、知的障がい者の親との生活で味わった筆者の苦悩、怒り、憎しみ、後悔を赤裸々に綴った親子の実話。母親は知的障害の中等度で、知能レベルは小学校低学年。母親の知能を超えた小学校高学年になった筆者は、母親が知的障がい者であると知らずに、母親を軽蔑するようになり、他人に対する母親の失態により、常に筆者は恥をかかされる事になる。なぜ自分の親は普通ではないのか、この疑問を解決できないまま、尊敬したい親を尊敬できない苦しみ、葛藤の中で、周りの大人からは非難され、親を大事にしない子の烙印を押されてしまう。苦境の中、どのようにして筆者は母親への愛を取り戻したのか。56歳という歳で知的障害と診断されるのは稀なケースであり、なんとこの裏には筆者も知らなかった驚愕の事実が隠されていた!さらに、かつての優生保護法の下、障がい者が不妊手術を強いられた時代に生きた母親は、なぜ手術を免れることができたのか、そのなぞに迫る!知的障害の親御さんを持つお子様や、将来、知的障がい者の方が、ご結婚、ご出産をされた時にぜひ読んでいただきたい一冊。
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