ダウンロード 新サステナブリスト宣言: ボ～とするうちに あなたも家族も迫り来る５つの危機で死ぬことに！ pdf 本

人類に５種類の危機の波が迫っています。それらは、気候危機、AI危機、核危機、バイオ危機、そして「赤の女王」の危機です。それらの波を克服しなければ、おそらく人類の大部分が死に追いやられることになるでしょう。つまり、ボ～とするうちに、あなたもあなたの家族も、５つの危機に飲み込まれて、死ぬことになるのです。これは誇張などではなく、２０２０年の新型コロナウイルスによるパンデミックによって、1年間のうちに百万人を超える人びとが死んでいるのです。危機のそれぞれの克服方法は、すでに提示されています。その実行こそが、問題なのです。何故、実行するという判断に至らないのでしょうか？その原因は、一般には不明とされるかもしれませんが、実は共通しています。それは、自由意志の死です。より正確に言えば、自由に選択することへの信頼が失われたことにあるのです。現代の社会では、監視カメラやスマートフォン、生体認証ツールなどの技術が、個人の行動と心理を監視するために使用されるようになっています。事実、中国ではそれらの技術を利用してジョージ・オーウェル的な集権国家を形成しているのです。私たちの社会は、自分自身の選択が悪意を持った誰かに誘導されているのではないか、常に疑いを持つよう強いられる社会になっているのです。私たちの判断や選択が、自身が意識すること無しに悪意を持った誰かに誘導され得るとなったら、社会はどうなるのでしょう？　その場合、自由意志の死が明らかとなり、個々人の判断や選択への確信が失われることになります。その結果、社会に対する信頼が失われ、社会は分断され、散り散りに分裂するに違いありません。実際にそれが生じたのが、２０１６年以降の民主主義先進国での選挙と言えます。つまり、民主主義先進国は、理想とする社会像という海図を失って、荒れ狂う嵐のなかを漂流しているのです。このような状況にあっても、私たちが正気を失わずに生存し続けるためには、何が必要とされるのでしょうか？　わたしは、持続可能な社会を目指す目標つまり既往のサステナブル目標だけでは足りないと考えています。新たなサステナブリスト宣言が必要なのです。人類に迫る５つの危機の克服方法を説明することを通して、それに迫りたいと思います。 内容 　Contents １．迫り来る５つの危機 Five Imminent Crises【危機の原因】Cause of Crises【選択とイノヴェーション】Choice and Innovation【経済発展】Economic Development【地球環境問題】Global Environmental Problems【パリ協定】Paris Agreement２．２０１６年の前と後 Before and After the Year 2016【大衆迎合主義】Populism【陰謀説】Conspiracy Theories【不合理な選択】Irrational Choices【海図が無い】Without Nautical Chart３．海図を探せ！ Where’s a Chart!【認知バイアス】Cognitive Bias【４つの価値観】Four Types of Values【メタ･ヴァリュー】Meta Value【ＳＤＧｓ】Sustainable Development Goals【ＥＳＧ】Environmental, Social and Governance【サステナブリスト】Sustainablist４．気候危機 Climate Crisis【気候変動リスク】Climate Change Risk【気候転換点】Climate Tipping Points【気候災害】Climate Disaster 【座礁資産】Stranded Assets【持続可能な脱炭素社会】Sustainable Decarbonized Society【アグリゲーター】Aggregaters【グリーン水素社会】Green Hydrogen Society５．AI危機 AI Crisis【IT副作用】IT Side Effects【価値の象徴】Symbol of Value【「プレカリアート」】“Precariat”【二極化】Polarization【ＩＴ巨大企業】Tech Giants【個人データ】Personal Data【ベーシック・インカム】Basic Income【デジタル経済の透明性】Transparency in Digital Economy６．核危機　Nuclear Crisis【核軍縮協定が無い】Without Nuclear Disarmament Pact【「トゥキディデスの罠」】“Thucydides's Trap”【中国共産党】Communist Party of China (CPC)【敵愾心の理由】Reasons of Hostility【人民解放軍の戦略】Strategy of People’s Liberation Army (PLA)【一帯一路イニシアティヴ】Belt and Road Initiative【台湾武力侵攻】Armed Invasion to Taiwan【米中武力衝突】U.S.-China Armed Conflict【グレー・イノヴェーション】Grey Innovation【「避け難い戦争」】“Inevitable War”【MAD 戦略】MAD Strategy【監視、検証および査察】Monitor, Verify and Inspect【中国の歴史的バイアス】Historic Bias of China【米国の歴史的バイアス】Historic Bias of U.S.【地中貫通核爆弾】Nuclear Earth-penetrating Bomb【核戦争へエスカレート】Escalation to Full-scale Nuclear War【透明性を確保せよ】Transparency should be Secured７．バイオ危機 Bio Crisis【パンデミック】Pandemic【デジタル・リモート経済】Digital Remote Economy【生物技術（バイオテック）】Biotechnology (Biotech)【兵器の無人化】Unmanned Weapons【透明性の担保が不可欠】Essential to Ensure Transparency【バイオテック・イノヴェーション】Biotech Innovation【新たなフロント・ライン】New Front Line【人獣共通感染症】Zoonotic Diseases【「DIYバイオハッキング」】“DIY Biohacker”【バイオ・テロ】Bio Terrorism８．「赤の女王」危機 “Red Queen” Crisis【進化的競争】Evolutionary Race【量子技術競争】Quantum Technology Race【宇宙技術競争】Space Technology Race【指向性エネルギー兵器】Directed-energy Weapons【無効化する国際秩序】Nullified International Order【大脅威シナリオ】Great Threat Scenario【デカップリング・シナリオ】Decoupling Scenario【国境を超えるデータ流通】Cross-border Data Flow【「赤の女王」危機を耐え抜け】Endure against “Red Queen” Crisisおわりに：「好機は二度あっても三度はない」“Opportunity sometimes knocks twice but never does three times”著者：増田 正人 Author: Masato Matrya MASUDA