この本は医学部受験の際に必要になってくるいわゆる「願書」についての書き方マニュアルです。たかが大学受験の出願書類なのですが、医学部の場合には住所と名前を書けば終わりというわけにはいきません。医学部出願書類は、他の学部の出願書類とはまたちょっとちがった注意点が必要になってきます。そこで、全国の学長や医学部長、事務の先生とお話をして得られた貴重な情報を元に、出願書類の書き方を説明します。この小冊子があなたの不安を少しでも解消できることを祈っています。さて、毎年12月、高校の期末テストが終わる頃になると、私立大学医学部の出願書類についての相談が増えてきます。そして、私は年明けの1月1週目をピークに、100枚を超える出願書類の添削アドバイスをしてきました。私が勤務していた医学部受験専門予備校では、校内生向けの「出願書類対策特別講義」や外部生向けの「願書作成ポイント講座」、保護者向けの「親子で学ぶ〜医学部出願書類ガイダンス」のようなイベントを実施していました。さらに、医学部の先生をお招きして、願書についてのお話を伺うというようなイベントも企画・運営していました。もちろん、企画、準備、原稿作成、司会進行、担当講師として私が携わってきました。その中でみなさんにお伝えしてきた内容を、一冊の本にまとめたものがこの本です。今回の内容については全国の医学部長や学長先生、入試課(たいてい学生課)の先生から、直接お話を伺った話などを参考にまとめています。ですから、なかなか他では得られない貴重な情報も含んでいるとお考えください。この本では、出願書類作成に関して抑えておきたい7つのポイントが中心になります。さらに細かな注意点についても述べています。なにかと面倒くさい出願書類の作成について、素朴な疑問やよくある質問についても答えていますので、願書作成の不安・心配事がスッキリすると思います。ぜひ最後までお読みになって、あなたの出願書類作成の役に立ててください。さて出願書類のポイントはこの7つになります。出願書類作成7つのポイントポイント1修正はNG保護者が書いてもいいの?ポイント2面接試験の資料となるポイント3余白は十分に大きめの文字でポイント4文章で書く?ポイント5連絡先についてポイント6併願校記入欄と家族構成記入欄についてポイント7合否が決まるのはここさらに、本書では出願書類を書くに当たって忘れてはならないポイントなどを解説しています。・医学部面接での「自己PR」について・よくある表記のミス5選・NGワード5選・禁じネタ4選・「海外で活躍したい」は要注意・聖マリアンナ医科大学医学部の出願書類は要注意気になるところからぜひ読んでいってください。
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