ダウンロード ７日で仕上げる英検２級ライティングテスト対策 本

●内容紹介　英検２級のライティングテストは、３級や準２級のそれとは違い、語数が多く、またＴＯＰＩＣも難しくなります。意見を二分するような社会問題などに対して、自分なりの意見や考えを出し、それをきちんと英語で表現できなくてはなりません。　つまり、英検２級のライティングテストで、良い点数を獲るには、「英語力」と「アイデア力」の２つの能力が求められる、ということです。どちらか一方でも欠けていると、評価につながりません。　英検２級では、ライティングに費やせる時間は、２０分程度です。その限られた時間の中で、ＴＯＰＩＣを見て、瞬時に、Yes、No（又は賛成、反対）いずれかのスタンスを決める必要があります。　加えて、自分の取ったスタンスをサポートするための理由（根拠）が必要です。また、文章の中身を濃くし、より説得力のあるものにするためには、わかりやすい具体例を挙げることも重要です。　こうしたことは「アイデア力」に分類されますが、「アイデア力」を鍛えるには、日頃から様々な物事に対して関心を持つことが重要です。「自分ならどうするか」といった当事者意識を持ちながら、社会問題に関する記事などに触れておくことです。　ただ、仮に良いアイデアが出たとしても、それを英語で表現できない限り、英検２級のライティングテストでは、評価されません。ですので、「これを英語で何と言うのか？」ということを考え、必要に応じて辞書を使うなどして、語彙力を身に着けることが重要です。　「英語力」と「アイデア力」を日頃の取り組みを通じて鍛えておく。そのことに加えて、「ライティング力」をアップさせる必要があります。それには、当然のことながら、英文エッセイを書く練習をしなくてはなりません。　この時、「何でもいいから、とにかく書く！」という発想は捨てるべきです。やはり、英検２級のライティングテストで結果を出したければ、英検２級用の対策を施すべきです。つまり、英検２級のライティングテストの類似問題を使って書く練習をする、ということです。　本書は、そのためのトレーニング本です。英検２級のライティングテストを想定した内容と構成になっています。本書をご活用頂き、皆様が自信を持って、英検２級のテスト本番に臨めることを願っております。●本書構成　本書は、タイトルにもあるように、７日間構成となっています。１日１題、お題が与えられ、まず、それについての作文をして頂きます。　その後、本書に掲載しているSampleの空所を補充し、解答例を仕上げて頂きます。そして、その解答および解説を読み、書き方のポイントをつかんで頂きます。　そして、ご自身が書いた作文と、Sampleとを見比べながら、共通点や改善点を見い出して頂けたらと思います。　英検２級のライティングには、ある種の型（フレーム）があります。その型を、Sampleの空所補充を通じて体得して頂く、というのが本書の主な狙いです。　こうした作業を繰り返し、７日間のトレーニングを終えた頃には、ライティングに対する不安や苦手意識は払拭できているはずです。　本書は、私が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英検対策」でも実際に使用し、相応の成果が出ているものをアレンジし、電子書籍用に編集したものです。●著者紹介＜瀧井　謙（たきい・けん）＞オンライン英語教室のUB English代表（https://ub-english.com）。英語講師＆英語教員指導者。１９７３年生まれ。英語圏在住歴７年（アメリカ４年、オーストラリア２年、イギリス１年）。米国カレッジ卒業後、国内大学に編入学し、英語学（第二言語習得や英語音韻論等）を専攻。英検１級、ＴＯＥＩＣ９９０点（満点）、英語教員免許取得。英語講師歴約２０年。２００１年、大手英会話スクールにて、英会話講師としてデビュー。以後、独立し、２００２年から２０１３年まで、首都圏にて英語・英会話スクールを経営。この他、大学、専門学校、企業、官公庁でも「ＴＯＥＩＣ対策」などの講師を務め、通算約３万コマの授業を担当した経験を持つ。２０１３年、英国大学院留学のため黒字廃業。４０歳の時に、英語講師としてのスキルを伸ばすために、ロンドン大学教育大学院（ＩＯＥ：Institute of Education［教育分野のランキング世界１位］にてＴＥＳＯＬ（英語教授法）を学び、修士号取得。現在は、「オンライン英語教室のUB English」の代表を務め、「英検対策」を含め、幅広い講座を受け持ち、英語の指導にあたる他、英語教員向けの指導者（teacher trainer）も兼務する。