●内容紹介 学生を終え、かれこれ20~30年になる40~50代の方が、久しぶりに英語に取り組もうという時、果たして何をすればいいのかと、迷うことが多いのではないでしょうか。 実際、私が運営する「オンライン英語教室のUB English」には、40~50代の方から「英語を勉強したいのですが、どうすればいいですか?」というご相談が寄せられます。 また、「英語勉強法に関する本を読んだ」という人もいます。でも、「読み物としては、おもしろかったけど、正直あまり参考にならなかった」という声をよく耳にします。 確かに、巷に出回っている英語勉強法に関する本は、一般の英語学習者が、自身の体験を基に書き綴ったものが多く、必ずしも汎用性があるとは言えません。 筆者にとっては最適な英語勉強法であっても、万人に通用するとは限りません。また、元々の実力や学習環境が、読者とは異なる可能性もあります。 その点、本書は、私自身の英語学習者としての経験に加えて、英語教育に長年携わってきた者としての「プロの視点」から論じています。 英語教師としての経験や、TESOLの研究者としての視点などを交えながら、40~50代の方に特化した英語学習法を説いたものです。 本書は、タイトルの通り、「7つの提言」をしています。いずれの提言でも、「しないこと」(=すべきでないこと)を挙げています。 つまり、40~50代の方が久々に英語に取り組もうという時に、「すべきではない7つの項目」を挙げたということです。 その上で、「じゃあ、どうすればいいの?」という問いにも答えるべく、具体的な代案を示しています。 40~50代は、仕事や家事、育児や介護と、何かと忙しい時期です。そんな中、英語学習に取り組むとなると、時間の無駄をする余裕はありません。 物事に取り掛かる前に、まずは本書をお読み頂き、「しないこと」を決めて頂く。その上で、何をすべきかをつかんで頂ければと思います。●著者紹介<瀧井 謙(たきい・けん)>オンライン英語教室のUB English代表(https://ub-english.com)。英語講師&英語教員指導者。1973年生まれ。英語圏在住歴7年(アメリカ4年、オーストラリア2年、イギリス1年)。米国カレッジ卒業後、国内大学に編入学し、英語学(第二言語習得や英語音韻論等)を専攻。英検1級、TOEIC990点(満点)、英語教員免許取得。英語講師歴約20年。2001年、大手英会話スクールにて、英会話講師としてデビュー。以後、独立し、2002年から2013年まで、首都圏にて英語・英会話スクールを経営。この他、大学、専門学校、企業、官公庁でも「TOEIC対策」などの講師を務め、通算約3万コマの授業を担当した経験を持つ。2013年、英国大学院留学のため黒字廃業。40歳の時に、英語講師としてのスキルを伸ばすために、ロンドン大学教育大学院(IOE:Institute of Education[教育分野のランキング世界1位(当時)])にてTESOL(英語教授法)を学び、修士号取得。現在は、「オンライン英語教室のUB English」の代表を務め、「基本英会話」や「中学英語からのやり直し」などを含め、幅広い講座を受け持ち、英語の指導にあたる他、英語教員向けの指導者(teacher trainer)も兼務する。
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