●内容紹介 英検準1級二次試験(面接)は、大きく分けて2つのパーツで構成されています。一つは「ナレーション」、もう一つは「質疑応答」です。 このうち、「ナレーション」は、ピクチャーカードを見ながら、それを描写するという形式なので、自分主導で進められます。また、意見や考えを述べる必要はありません。 ですから、しっかり対策をすればどうにかなる、という人が多いです。その点、「質疑応答」は、相手(面接官)主導になる分、苦戦する受験者が少なくありません。 まず、質問を正確に聞き取らねばなりません。更に、その質問の論点をつかみ、それに沿った意見を述べる必要があります。 また、単に意見を述べるだけでなく、構成や内容も意識しなくてはなりません。きちんとした理由を述べ、それをサポートするための具体例を挙げる必要があります。 その上、分量や長さ、発話速度などにも気を配る必要があります。「英検準1級二次試験の質疑応答」は、単なる英会話ではなく、あくまでも試験です。 よって、相応の対策が必要です。本書は、「英検準1級二次試験の質疑応答」だけにフォーカスしたトレーニング本です。 尚、本書は、質疑応答のNo.2,3,4に特化したもので、ナレーションと質疑応答のNo.1(絵カードの4コマ目に関する質問)は含んでいません。 本書は、あくまでも「英検準1級二次試験の質疑応答」の部分を強化したい方を対象としております。 質問と解答例に加えて、質問の論点や解答例の根拠も載せています。「英検準1級二次試験の質疑応答」で評価を得やすい答え方の参考にして頂けます。 扱うテーマは、英検準1級二次試験で問われそうな社会性のあるものです。そして、質問は、英検準1級二次試験の特徴でもある意見を二分するようなものが中心です。 また、私が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英検準1級二次対策」で実際に使用しているものの一部を電子書籍用にアレンジしたものを収録しています。●著者紹介<瀧井 謙(たきい・けん)>オンライン英語教室のUB English代表(https://ub-english.com)。英語講師&英語教員指導者。1973年生まれ。英語圏在住歴7年(アメリカ4年、オーストラリア2年、イギリス1年)。米国カレッジ卒業後、国内大学に編入学し、英語学(第二言語習得や英語音韻論等)を専攻。英検1級、TOEIC990点(満点)、英語教員免許取得。英語講師歴約20年。2001年、大手英会話スクールにて、英会話講師としてデビュー。以後、独立し、2002年から2013年まで、首都圏にて英語・英会話スクールを経営。この他、大学、専門学校、企業、官公庁でも「TOEIC対策」などの講師を務め、通算約3万コマの授業を担当した経験を持つ。2013年、英国大学院留学のため黒字廃業。40歳の時に、英語講師としてのスキルを伸ばすために、ロンドン大学教育大学院(IOE:Institute of Education[教育分野のランキング世界1位(当時)])にてTESOL(英語教授法)を学び、修士号取得。現在は、「オンライン英語教室のUB English」の代表を務め、「英検対策」を含め、幅広い講座を受け持ち、英語の指導にあたる他、英語教員向けの指導者(teacher trainer)も兼務する。
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