●内容紹介 TOEICのリスニングでスコアを伸ばすには、TOEICのリスニング問題を大量に解くことが重要です。 それと同時に、TOEICのリスニング問題の特徴を知る必要があります。逆に言うと、それを知らずに、ひたすら問題を解くだけだと、思うようにスコアは伸びません。 TOEICのリスニングセクションは、Part3、4のマルチタスク型問題(聞きながら問題と選択肢を読んで解く)が、全体の約7割を占めています。 そして、そのPart3、4の問題の多くに「言い換え」が見られます。つまり、本文の「答えの核心部分」で使われる表現を、正解の選択肢では、別の表現に言い換えるのです。 こうした「言い換え」に馴染むことが、TOEICのリスニング問題を解く上で極めて重要な「瞬発力」を生むことにつながります。 TOEICのリスニング問題(特にPart3、4)は、矢継ぎ早に問題をこなしていかねばなりません。つまり、じっくりと考えている余裕はない、ということです。 それだけに、高い「瞬発力」が求められます。「答えの核心部分」となるKey sentenceを聞き、それを別の表現に言い換えている選択肢を瞬時に選ばねばなりません。 本書は、その「瞬発力」を磨くためのトレーニング本です。TOEIC特有の「言い換え」パターンを練習することで、「瞬発力」に磨きをかけることを目的とした本です。 本書に取り組むことで、TOEICの問題の出し方や仕組みを理解することができます。これは、試験に臨む上では、非常に大切なことだと言えます。 本書は、TOEICのリスニング対策本ではあるものの、聞く練習(音声教材)はありません。あくまでも、TOEIC・Part3、4の「言い換え」に慣れるための問題集です。 たくさん問題を解いているけれども、なかなかTOEIC本番で、パッと正答を選べない。こういう方には、特にお薦めの書です。 尚、本書は、「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」で、実際に使用しているオリジナル教材の一部を電子書籍用にアレンジしたものです。●著者紹介<瀧井 謙(たきい・けん)>オンライン英語教室のUB English代表(https://ub-english.com)。英語講師&英語教員指導者。1973年生まれ。英語圏在住歴7年(アメリカ4年、オーストラリア2年、イギリス1年)。米国カレッジ卒業後、国内大学に編入学し、英語学(第二言語習得や英語音韻論等)を専攻。英検1級、TOEIC990点(満点)、英語教員免許取得。英語講師歴約20年。2001年、大手英会話スクールにて、英会話講師としてデビュー。以後、独立し、2002年から2013年まで、首都圏にて英語・英会話スクールを経営。この他、大学、専門学校、企業、官公庁でも「TOEIC対策」などの講師を務め、通算約3万コマの授業を担当した経験を持つ。2013年、英国大学院留学のため黒字廃業。40歳の時に、英語講師としてのスキルを伸ばすために、ロンドン大学教育大学院(IOE:Institute of Education[教育分野のランキング世界1位(当時)])にてTESOL(英語教授法)を学び、修士号取得。現在は、「オンライン英語教室のUB English」の代表を務め、「TOEIC対策」を含め、幅広い講座を受け持ち、英語の指導にあたる他、英語教員向けの指導者(teacher trainer)も兼務する。
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