アメリカには自治体や教育委員会、大学などが運営する数多くの非営利放送局があり、草の根的に公共放送を発展させてきた歴史がある。その背景に何があるのかを探り、教育や社会問題に対してコミュニティレベルで取り組むアメリカ社会の特質を浮き彫りにする。目次まえがき第一章 放送の誕生放送の起源通信技術への期待電気通信のはじまり有線から無線へハム・ムーブメントハム・ムーブメントとアメリカ海軍教育機関によるラジオ放送商業放送の原点ネットワーク、スポンサー、ラジオ広告概念の誕生NBCとCBSの誕生第二章 アメリカ公共放送前史放送の発展放送のあり方フーバーの放送政策失態と一九二七年無線法の成立非営利教育ラジオ放送教育放送推進組織の誕生大きな政府か小さな政府か教育放送に関する議論の衰退第三章 アメリカ公共放送の誕生史アメリカの公共放送誕生テレビの普及とアメリカの放送産業へノックと教育放送へノックの経歴へノックの連邦通信委員会委員就任に対する反応へノックの描いた教育放送教育放送枠チャンネルの確保フォード財団と教育放送フォード財団の理念フォード財団の放送局への支援活動教育放送ネットワークの構築カーネギー教育テレビ検討委員会の提言カーネギー教育テレビ検討委員会の公共放送像一九六七年公共放送法の制定第四章 アメリカ公共放送の不遇な成り立ちアメリカの公共放送発展史アメリカ放送産業の発展公共放送法の制定後リベラル・バイアスだ! 自主規制と表現の自由財源の問題アメリカ公共放送の現在第五章 公共ラジオ放送とコミュニティ・ラジオの誕生非営利公共ラジオ放送シマリングと教育ラジオ放送非営利教育ラジオ放送と公共放送シマリングとコミュニティ・ラジオNPRの理念NPRとシマリングNPRのその後パシフィカ・ラジオの誕生ヒルの人生観ヒルの考えたラジオ放送の役割対話をする場の構築パシフィカ・ラジオの発展パシフィカ・ラジオとヒルの対立ヒルの死後シマリングとヒルが目指した人知の共有第六章 もう一つの非営利放送コミュニティ・ラジオPEGチャンネルとコミュニティ・メディア形成史PEGチャンネル義務化終 章 未完の理想像知識共有手段としての放送の誕生市民の知識レベル底上げの手段としての教育放送公共性の模索と公共放送の停滞戦後の公共放送再興あとがき索引
人気のある作家
朝日新聞社ジャーナリスト学校 (7) 高橋 洋一 (4) 高山正之 (4) 『貧困研究』編集委員会 (2) 別冊宝島編集部 (2) 池上 彰 (2) 高 史明 (2) グラフィック社編集部 (2) 経済協力開発機構(OECD) (2) 山岡 希美 (2) 烏賀陽 弘道 (2) 小田嶋 由美子 (2) 一般社団法人共同通信社 (1) 「地方の時代」映像祭実行委員会 (1) (公社)日本パブリックリレーションズ協会 (1) 『ケーブル年鑑』編集委員会 (1) +NOBORDER取材班 (1) 阿部 俊大 (1) 阿部康人 (1) 阿部 修二 (1)