■急増する認知症患者さんに対応 近年、高齢化により、認知症のある患者さんが急増し、看護現場での対応力が求められています。本書ではアセスメント、検査や診察時、入院時、家族応対まで、リアルなナースの声をもとに、さまざまなナースのお悩みと解決策を紹介。適宜マンガを添え、患者さんやご家族の気持ちが手にとるようにわかるよう工夫しました。 ■「認知症ケア加算」対策にも役立つ! 平成28年度の診療報酬改定で「認知症ケア加算」が設立され、一般病棟での認知症ケアが重視されています。本書では多業種連携のコツや、病院の状況に合わせた認知症ケアチームのつくり方も紹介しています。 ■アセスメントシートのダウンロードサービス アセスメントのチェックリストと、現場で役立つアセスメントシートの作成例を掲載。白紙のシートをダウンロードできます。 【主なもくじ】 第1章 認知症の患者さんの視点に立って行う アセスメント 第2章 スムーズな治療をサポートする 診療時のケア 第3章 気持ちよく過ごせる病床環境をつくる 入院時~退院までのケア 第4章 患者さんの家族の負担を軽くする 家族対応 巻末資料 認知症のある高齢者が伴いやすい病態や疾患について知っておこう 【著者紹介】 六角僚子(ロッカク・リョウコ) 獨協医科大学看護学部在宅看護学教授。 博士(人間科学)。看護師、保健師、介護支援専門員、老年看護学専攻。聖路加看護大学衛生看護学部卒業後、常盤大学大学院人間科学研究科人間科学専攻博士後期課程修了。特定非営利活動法人認知症ケア研究所顧問。長年の現場経験から生まれた、根拠に基づいた教育や指導が、多くのケア提供者から高い支持を受けている。 著書(編集・共著含む)に『認知症ケアの考え方と技術』(医学書院)、『介護に役立つ! やさしくわかる認知症ケア』(ナツメ社)、『すぐに役立つ! 認知症の治療とケア 第2版 基本から実践まで』(じほう)、監修書に『納得する認知症ケア』(日東書院本社)など。 種市ひろみ(タネイチ・ヒロミ) 獨協医科大学看護学部在宅看護学准教授。 修士(地域看護)、博士(医学)。千葉大学看護学部卒業後、札幌医科大学大学院保健医療学研究科(看護学専攻)修了。在宅看護に関連する研究、生活習慣病に関する医療費分析を研究テーマとする。日本地域看護学会、日本公衆衛生学会、日本看護科学学会、日本在宅看護学会、日本認知症ケア学会所属。 共著書に『すぐに役立つ! 認知症の治療とケア 第2版 基本から実践まで』(じほう)がある。 本間昭(ホンマ・アキラ) お多福もの忘れクリニック院長。 1973年東京慈恵会医科大学卒業。デンマークオーフス州立細胞遺伝・疫学研究所研究員、聖マリアンナ医科大学大学院、同神経精神科講師、東京都老人総合研究所精神医学研究部長、認知症介護研究・研修東京センター長などを経て、2009年より現職に至る。2018年2月より特定非営利活動法人認知症ケア研究所代表理事。専門は老年精神医学。日本認知症ケア学会理事長、社会保障審議会介護保険部会臨時委員などを務めた。 著書に『高齢者のための知的機能検査の手引き』(ワールドプランニング)、『かかりつけ医のための認知症診療の実践—地域連携を目指して』(医薬ジャーナル社)、『介護に役立つ! やさしくわかる認知症ケア』(ナツメ社)、監修書に『納得する認知症ケア』(日東書院本社)など。
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