50代でアルツハイマー病となった母、それを支えてきた父、そして父の他界後に母と歩むことを決めた著者。その20数年にわたる、険しくて優しい旅の物語です。一般に、その渦中にある家族は、先の見えない介護生活に疲れたり、怒りを溜めたり、孤立したりするものですが、後に振り返ってみたとき、得たものが大きかったと実感することが少なくありません。著者はそれを「認知症になった母に、自分の人生の地図を与えてもらった」「支える側が支えられた」と表現しています。本書の中では、そうした「見つけたもの」の数々を丁寧に掬いとり、言葉にしています。詩人として数多くの詩集を送りだしてきた著者ですが、エッセイは今作が初めて。巻頭では、フォトグラファーとしても活躍する著者が撮りためた写真も掲載しています。
人気のある作家
メディカ出版 (137) 医学書院 (72) 医療情報科学研究所 (48) 医歯薬出版 (39) 坂井 建雄 (24) (19) 画像診断実行編集委員会 (19) 『精神科看護』編集委員会 (18) 高久 史麿 (18) のまり (17) 日本医療企画 (16) 医学通信社 (16) American Heart Association(AHA:アメリカ心臓協会) (12) 岡 秀昭 (12) DES歯学教育スクール (11) 森田 達也 (11) 福井次矢 (10) 谷口 総志 (10) 「腎と透析」編集委員会 (9) 「消化器内視鏡」編集委員会 (9)