●内容紹介 英検準2級のライティングは、3級に比べて語数が倍増し、質問も難しくなります。それだけに、ライティングで高い評価を得るには、しっかりとした事前の対策が必要です。 語彙問題や読解問題、リスニング問題とは違って、ライティングは、正解が一つではありません。それだけに、しっかりと対策をした人と、そうでない人との差が出やすいのです。 何もせず、試験会場に行って、その場で思いついたことをテキトーに書く。それで良い点数がもらえるほど、英検準2級は、甘くはありません。 では、具体的に、何をどうすればいいのか。英検準2級の受験を控える人にとって、ライティング対策は、悩みの種となり得ます。 過去問を使って、ただ書くだけでは、十分な成果は得にくいはずです。とはいえ、模範解答を丸暗記して試験に臨んでも、応用が利きません。 試験日も迫る中、ライティングをどうしようか。本書は、そんな悩みを持つ方を対象とした、英検準2級のライティングテスト対策に特化したトレーニング本です。 本書は、タイトルにもあるように、10日間構成となっています。1日1題、お題が与えられ、まず、それについての作文をして頂きます。 その後、本書に掲載しているSampleの空所を補充し、解答例を仕上げて頂きます。そして、その解答および解説を読み、書き方のポイントをつかんで頂きます。 そして、ご自身が書いた作文と、Sampleとを見比べながら、共通点や改善点を見い出して頂けたらと思います。 英検準2級のライティングには、ある種の型(フレーム)があります。その型を、Sampleの空所補充を通じて体得して頂く、というのが本書の主な狙いです。 こうした作業を繰り返し、10日間のトレーニングを終えた頃には、ライティングに対する不安や苦手意識は払拭できているはずです。 本書は、私が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英検対策」でも実際に使用し、相応の成果が出ているものをアレンジし、電子書籍用に編集したものです。 本書をご活用頂き、皆様が自信を持って、英検準2級のテスト本番に臨めることを願っております。●著者紹介<瀧井 謙(たきい・けん)>オンライン英語教室のUB English代表(https://ub-english.com)。英語講師&英語教員指導者。1973年生まれ。英語圏在住歴7年(アメリカ4年、オーストラリア2年、イギリス1年)。米国カレッジ卒業後、国内大学に編入学し、英語学(第二言語習得や英語音韻論等)を専攻。英検1級、TOEIC990点(満点)、英語教員免許取得。英語講師歴約20年。2001年、大手英会話スクールにて、英会話講師としてデビュー。以後、独立し、2002年から2013年まで、首都圏にて英語・英会話スクールを経営。この他、大学、専門学校、企業、官公庁でも「TOEIC対策」などの講師を務め、通算約3万コマの授業を担当した経験を持つ。2013年、英国大学院留学のため黒字廃業。40歳の時に、英語講師としてのスキルを伸ばすために、ロンドン大学教育大学院(IOE:Institute of Education[教育分野のランキング世界1位]にてTESOL(英語教授法)を学び、修士号取得。現在は、「オンライン英語教室のUB English」の代表を務め、「英検対策」を含め、幅広い講座を受け持ち、英語の指導にあたる他、英語教員向けの指導者(teacher trainer)も兼務する。
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