あとがきより 御蔭様で『森羅万象』第八巻を上梓することができました。 加筆のために、今から四年以上前の過去記事を改めて読んでいまして、私自身が非常に面白く感じました。その大半の内容を、書いた私自身が忘れているからです。とても客観的に内容を読むことができました。霊的に「面白い」と思えました。 特に本書の中に登場します、奈良県に実在した大ミミズを管理する老女の話などは、今に思い返しましても、日本国の神秘さを考えさせる話でした。奈良県の「龍」「竜」などの文字が付く地名や池などには、太古に龍神が存在したことを今の時代でも私は感得します。 ただ、このように書きますと、「自分で書いたのに?」と思われることでしょう。しかし、今の自分とは別に、四年前の自分が固有な個性として独立して、今でも文章の中に存在しているのです。 時間は毎分毎秒、流れるように「進み」、過去はどんどん消え去ると人類は思っていますが、済んだはずの過去も、今と同時に並行して存在するのが時間の真相だと私は感じます。 そして、過去と未来の良し悪しを決めているのは、今の時間なのです。だから今の心境の良し悪しにより、その瞬間ごとに過去への評価もコロコロと変わるのです。いかに「今の自分が重要か」ということです。 みなさんも、今の自分が最重要なのです。今の自分が不満ならば、自分のどんな過去も不満と後悔だらけの内容に塗り替わっていきます。逆に、今の自分が安心していれば、過去の嫌なことも、良い勉強だったと自然と自分で思えるようになります。正に、すべては今の自分次第なのです。 今の自分が素直に感謝をできる心境ならば、これまでの喜怒哀楽があった人生も祝福されるように良い人生だったのです。つまり、今の瞬間瞬間を大切に生きることが、自分の過去を生かし、未来をも改善します。 今とても苦しい・辛いと感じている方も、自分は弱い・ダメだと思う方も大丈夫です。この本を読もうと思われる時点で、今をより良く生きたい、今を大切にしたい思えるお方なのです。必ず何か、大切なヒントに気づいて頂けると思っております。 生かして頂いて ありがとう御座位ます 平成二十五年九月初旬に記す 伊勢白山道
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