ダウンロード 英語教師のためのライティング添削完全トレーニング fb2 本

●内容紹介　昨今の日本の英語教育は、「４技能」（読む、書く、聞く、話す）を重視しています。それにより、我々英語教師は、以前にはあまりなかった「ライティングの添削」の機会が格段に増えました。　事実、英検は２０１６年度より、３級以上の級で、ライティングテストを課すようになりました。「４技能重視」の傾向は今度も続くと思われますので、英検を始め多くの英語関連の試験において、ライティングが消えることは、当面ないと思われます。　つまり、英語教師にとっては、今度もライティングの添削および指導をしなくてはならない、ということです。しかし、リーディングやリスニングとは違って、ライティングは「正解が一つ」ではないので、その分、指導も複雑になります。　かつての「文法訳読式」がメインだった時代は、英語教師は「一つの解にどう導くか」というだけを考えればよかったのですが、ライティングの添削・指導をするとなると、そうした手法は通用しません。　生徒にとって「成果の上がるライティングの授業」を提供するには、英語教師の「添削能力」を伸ばす必要があります。学校によっては、「ライティングの添削はネイティブに任せる」というところもあります。しかし、全ての学校がそうという訳ではありません。　また、仮にネイティブに添削してもらったとしても、それを授業で説明したり、解説したりするのは、我々日本人英語教師の役目です。よって、ライティングの授業を担当する限り、添削のための知識や技術を高めておかねばなりません。　では、どうやって「添削能力」を高めればいいのか。実際に、生徒が書いた英文を添削するのが、最も実践的であり、英語教師にとっては、それが最良の練習方法です。とはいえ、自分の添削能力を磨くための練習台として、生徒を利用する訳にはいきません。　ですので、実際の授業での添削とは別に、練習の場を設ける必要があります。そこで、私が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英語教師養成コース」では、現役英語教師の先生方および英語教員志望の方々に「ライティング添削」の課題を与えています。　本書は、同コースで実際に使っている課題の一部を電子書籍用にアレンジし、一冊の本にまとめたものです。「ライティング添削の練習台」として、現役英語教師の先生方および英語教員志望の方々に、ぜひお使い頂きたいと思います。●本書特徴①現役英語教師の先生方および英語教員志望の方々を対象とした書②「ライティング添削」の指導力強化に特化した書③全７日間構成④Day 1～Day 5は「言語面」（文法・語法）の添削（各Day１０問・計５０問）⑤Day 6,7は「内容面」（論理の一貫性や具体例の出し方等）の添削（各Day２問・計４問）⑥１問１答式なので、問題を解いた直後に、解答・解説を確認できる⑦言語面の問題は正解理由を、内容面の問題は添削例とその理由をそれぞれ明記⑧著者は「現役英語講師」兼「Teacher trainer（英語教員指導者）」⑨スマホでも見やすい分量と構成⑩Kindle Unlimited対象書籍●著者紹介＜瀧井　謙（たきい・けん）＞オンライン英語教室のUB English代表（https://ub-english.com）。英語講師＆英語教員指導者。１９７３年生まれ。英語圏在住歴７年（アメリカ４年、オーストラリア２年、イギリス１年）。米国カレッジ卒業後、国内大学に編入学し、英語学（第二言語習得や英語音韻論等）を専攻。英検１級、ＴＯＥＩＣ９９０点（満点）、英語教員免許取得。英語講師歴約２０年。２００１年、大手英会話スクールにて、英会話講師としてデビュー。以後、独立し、２００２年から２０１３年まで、首都圏にて英語・英会話スクールを経営。この他、大学、専門学校、企業、官公庁でも「ＴＯＥＩＣ対策」などの講師を務め、通算約３万コマの授業を担当した経験を持つ。２０１３年、英国大学院留学のため黒字廃業。４０歳の時に、英語講師としてのスキルを伸ばすために、ロンドン大学教育大学院（ＩＯＥ：Institute of Education［教育分野のランキング世界１位（当時）］）にてＴＥＳＯＬ（英語教授法）を学び、修士号取得。現在は、「オンライン英語教室のUB English」の代表を務め、「中学英語のやり直し」や「基本英文法」を含め、幅広い講座を受け持ち、英語の指導にあたる他、英語教員向けの指導者（teacher trainer）も兼務する。